今回の旅では強い「場所のエネルギー」をあちこちで感じました。アムステルダムのホテルの大きな通りの向かいにあった大きな公園はちょっと中に入ると、木々に囲まれたこのようなしん、とした一角が現れて、空から何かが降りてくるような不思議な感覚。人もいないし、音が森に吸い込まれて、「静か」を超えた静けさとです。毎朝、オフィスに行く前にここにしばしたたずむのが日課でした。
さて、到着したのは母の日の朝、と前のポストに書きました。アムステルダムといっても私が滞在したのは郊外、外は雨がしとしとと降って、日曜日だったこともあり、あまり人も歩いていません。まずは荷解きをして、少し昼寝をして、としているうちに、早々と夕方になっていました。毎年、母の日はヨーロッパで仕事をしていることが多く、ちょっとさびしいな、お花でもあるといいな、と思いながらホテルで傘を借りて、ぶらぶらと近くを歩いていると、本当にひょっこり、こんなとても素敵なお花屋さんが「現れた」のです!これには心底驚きました。とくにお店の並ぶ通りでもないのに・・・・
そして、店先には今まで見たことももない一番見事な色とりどりのPeony,芍薬がたっぷり並んでいたのでした。雨のお陰でしっとりしていっそうきれい。芍薬は、亡くなったジャックのお母さんが好きだった花で、母の日にはなるべく新鮮なものをお店で探して花束にして贈ったちょっと特別な花。華やかな姿と、強すぎない上品な香りが私も好きです。5本で9ユーロ。ここにいる間、「どうぞお花を飾ってください」といわんばかりに置いてあった大きな花瓶を思い出し、ひとりには少々広すぎる部屋に、と2束、買いました。
部屋に花があるのはいいものですね。お陰でがんばれました。
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