2018年6月29日金曜日

パリ 2018 その5 夕暮れの凱旋門

翌日のお昼の飛行機でパリをたつ、という日の午後、しばらく自由時間が出来たので、お土産探しもかねて街に出ました・・・といってもどこを向いてもにぎやかなのですが、とりあえずデパートと、パリ北駅付近までUberで出てみました。

いいな、と思うものはなかなか見つからず、ちょこちょこと小さな買い物をして、ぶらぶらとホテルに戻ろう、と歩いていると、ふいっとシャンゼリゼ通りに出ました。2年前に初めて訪れた時にはお客さま訪問がこの付近だったので、2度目。今回はとくに予定していなかったのですが、思いがけず夕暮れの美しい凱旋門をみることができました。もちろん大渋滞。付近には写真を撮っている人がたくさん。

なんともいえない威厳をそなえた凱旋門。祈りたくなるような、力がありますね。この通りを渡った右側にはルイヴィトンが本店をかまえています。



フラン、パリ、私にとっては少し難しすぎたすぎた若い頃ではなく、今になってこんな機会を持つことが出来たというのはご縁だなと思うのです。どの土地にもいろいろな国から来たひとたちが、さまざまな想いを持って訪れ、暮らしている。世界がどんどん狭くなっていると感じる今日この頃、それぞれの人の持つ文化や背景の読解力はとても大事だと思います。仕事をするうえで、数字に強いとか論理に長けていることより、必要なのは国語力だといってもいいかも知れません。そして、自分のものさしで人や出来事に対して勝手にネガテイブな感情を持たないこと。日本、そして異文化コミュニケーションについてもっと学び、もっともっと強く、しなやかになりたいと決意。

2018年6月28日木曜日

鬼コーチ!?


昨夜、チェスボードを出してきたジョニー、プレイしようと誘われ、はじめてみたら、ぜんぜん私勝てない。私は、ルールもよく分かっていない初心者だとはいうものの、ジョニーがすっかり上達していてびっくり。なんでもiPadのアプリでコンピューター相手にもう長いことチェスをやっていたそうだ・・・

自分のほうがずっと強いことを知り、うはうはなジョニー↓

「マミー練習すれば絶対強くなるからね」と、ていねいに厳しく優しく教えてくれています。恐るべし7歳男子 汗


2018年6月27日水曜日

パリ 2018 その4 朝の日課。

ホテルを出た通りをはさんですぐのところに、朝早くからあいている小さな、でもいつも混雑していて美味しそうなお惣菜&パン屋さんがあったので、そこでDemiという半分のサイズのバゲットを買ってきて、ホテルの人が入れてくれるカフェインなしコーヒー、フルーツなどと一緒に朝ごはんにしていました。焼きたてでほんのり温かく、口に入れると表面はぱりぱりと香ばしく、中はもっちり、ホテルですでにスライスしておいてあるものより100倍くらい美味しい。

そのパン屋さんではいろいろなバゲットやペイストリーが並んでいて、とくにバゲットに関しては老若男女が本当に真剣な顔をしておのおのの好きなタイプを選んでいるのです。




その前に朝6時前、陽が登り始めるころ、5kmほど、セーヌ川に沿って走ってすっきりしてからの朝ごはんでした。

こんな町並み。いろいろなストーリーが書けそう。



とくに下のこの写真は朝のエッフェル塔の美しさが撮れたような気がして気に入っています。当然といえばそうですが、ランナー多い!そして、皆わき目もふらずがしがしと走っていました!石畳なので、あまり足には優しくないのですが・・・私もつられてがんばりました♪

同僚ルーマニア男子2人と、エッフェル塔の周りをぐるっと一周する朝散歩をした日もありました。どうでもいいことを話して爆笑しながら歩くと一日がなんとなく前向きになりました。どうしてもうきうきしますよね、この風景は。

2018年6月22日金曜日

パリ 2018 その3 初日の夕食

美術館の帰り道、通りにたくさんあるレストランに入るより、ちょっと奥にはいった静かなところでご飯をたべたいな、と思ってこちらへ。普通の住宅街にふっとあるちいさなお店。6時すぎでしたが、こちらでは夕食にはまだまだ早いのでがらがら。映画に出てきそうなかわいい店内。



エジレバターと一緒にでてくるほんのり温かなロール。フランスはバゲット風のパン、クロワッサンがとにかくおいしい。ドイツよりも繊細な味がする感じです。

前菜にいただいたカタツムリ。私には少ないくらいの量です。このあたりからぱらぱらとおしゃれをした人たちが入ってきました。6時半以降は予約でいっぱいの様子。皆たくさんの食べ物、カクテルを頼んで、その後ワインをたっぷり頼んでいるようです。

メインにホタテのソテーと、トリュフ入りマッシュポテトを頼みました。飲み物は炭酸水。

パリ 2018 その2 ルーブル美術館

お昼すぎにレストランをでて、ルーブル美術館まで1時間あまり歩いたわけですが、どんどん気温があがり、月曜が祝日だった3連休の中日で観光客と車(これはいつものこと)であふれ帰るパリの中心地にさしかかると同時に、気温もあがり、風邪のピークがここできた私には寒いよりはずっと楽でしたが、美術館に入るまでにかなりの体力消耗。

当初から、到着予定時間からこの日の閉館まで3時間ほどしか時間がなかったため、「比較的人がすくないであろうギリシャ彫刻および宝石のあたりに絞ろう」と決めていたのが幸を奏し、またとない貴重な時間を過ごすことができました。美術館の入り口はたくさんの人が並んでいて、オンラインで時間指定のチケットを買っていなかったら、かなり並ばなくてはならなかったでしょう。

夏日となったこの日、大理石に囲まれているところにいるとひんやりして涼しく、閉館前の静けさもあってひとつひとつの作品も、建物自体も、ものすごいエネルギーでした!




こんな風にひとっこひとりいない所で観たい物を好きなだけ楽しんでいられます。いまでもこの空気は、強烈な記憶です。ここのためだけでも、ジョニーがもう少し大きくなったら家族で休暇でパリに来たいなと思っています。





この後、小さなブラッセリーで、人観察をしながら大好きなかたつむりのバター焼きなどを頼んで夕食をとり、またパリの街をエッフェル塔をぐるっと回って歩いてホテルまで帰り、この日はなんと8時間歩き続けました。翌日仕事で車に乗っている時間が長かったので、よかったです。ファッション、芸術、食の街のパリ、何をみても食べても参考になります♪

2018年6月21日木曜日

元気です!

長いと思っていた夏休みも、始まってみれば、どんどん過ぎていきます。ジョニーは毎週違うサマーキャンプに行っていろいろな経験をして、泣いたり笑ったりして毎日元気に過ごしております!この夏はスポーツ中心なので、毎日疲れていますが、それも経験。今月末には一番楽しみにしているヒップホップダンスのキャンプが始まります。

私がヨーロッパから帰ったその日が2年生最後の日だったのですが、お陰さまで2年生も無事に皆勤賞、成績優秀(1年間のAcademicおよびPhysicalな成長も学年の中でもいちばん著しいとの太鼓判つき)で終了しました。8月からは3年生。こちらでは、全員が進級できるわけではありません。おめでとう!

こちらは2週間くらい前の写真です♪ 前歯もだいぶそろってきました。歯並びしっかり、真っ白で健康な歯でいてくれるのもありがたい。

キャンプに行くと、年上の子供たちと接するせいか、話し方やしぐさが大人っぽくなりますね。吸収力を感じます。今朝は、5時半すぎにひとり私たちより先に起き、着る服を選び、身支度整えて座っていました・・・「マミー今日から毎日自分で着ていく服選ぶからね」と宣言されてしまいました 笑。


東京で両親に虐待された末に死んでしまった5歳の女の子のことが大きなニュースになっていますが・・・ことばにならないつよい憤りを感じます。どんなに恐ろしい日々をすごしていたことだろうか。子供たちのために、何かしたいと思い始めています。

2018年6月19日火曜日

トレイルラン 土曜日

欧州旅行記はちょっとお休みして・・・先週末は土曜の朝、いつもなら早朝ヨガではじめるのですが、いつもの先生がお休みだったので、久しぶりにトレイルランに出ることに。ボルダーのはずれにある大好きなトレイル。今シーズンは足を治すため、ランは極力抑えているためここにくるのはこの夏初めて。とにかく、ゆっくり、調子を見ながら約6kmのごつごつ岩の上り坂をあがっていきます。この景色!気温が上がり始めてはいましたがさわやかな風が吹きわたって、細胞が入れ替わるな~という瞬間です。

いったん登れば、あとは基本的にはくだり。この日は足の調子がかなりよかったので、のぼりはむちゃくちゃゆっくりいきましたが、くだりは1km6分ペースでトレイルランにしては私には早いほうで2kmほど、とばすことができました。今日のトータル走行距離は13km、夜、通っている鍼の先生お勧めのホメオパシーのローションを筋肉痛の脚全部に一生懸命に塗りこんで寝たら翌朝以降、痛みが出ず。久しぶりにいい気持ちでした。ロードランと違ってトレイルランのいいのは変化に富んだごろごろ道。ここを転ばないように集中して走ると、後で頭がすっきりするのです。瞑想状態に近いと思います。

走りたいのに足が痛いというのは辛いです。絶対に治して脚も強くして、またのびのびと走れるようになりたい。





ちょこっとですが、パリでも早朝ランにでましたよ。詳しくは続いてのポストで♪

2018年6月18日月曜日

パリ 2018 その1

5月20日の早朝の便でフランスにはいりました。デンバーに戻る前の最終滞在地。4泊です。EU内の移動は本当に楽で助かります。シャルルドゴール空港も大きい空港ですが、よくできているので、ささっとタクシーに乗ることができて、あっというまにパリ16区の真っ只中にあるホテルに到着。お天気も最高。今回はエッフェル塔から徒歩10分、ホテルの周りにはカフェ、パン屋さん、ケーキ屋さん、バーがところ狭しとならんでいて、美しい街並みと重なって、いきなり絵画の世界に放り込まれたような不思議な感覚に、ちょっと疲れてしまったくらいです。

まずは腹ごしらえ、と、ホテルの斜め向かいにあるクレープやさんに。これが私のすわったテーブルからの風景。

スモークサーモンと、ポロねぎのピュレのはいったガレットをまずいただいて、そのあと栗のクリームのはいったクレープをホイップクリームたっぷりそえてデザートに。どちらもかるくて、焼き加減も味も完璧、ぺろっと食べてしまえるいままで食べたことのない美味しさでした。




この後、セーヌ川沿いを歩いて、オペラ座を横切り、ルーブル美術館までぶらぶら歩いていきました。5月の終わりの日曜のパリの街を、ひとり、いろいろなことを考えたり、見たり、感じながら歩けるなんてなんて幸せなんだろう。「暮らしの手帖」の「すてきなあなたに」のエッセイでなんどもでてきたセーヌ川の風景や、パリのブラッセリーのおいしいごはんのお話、何度もみた大好きな映画の風景・・・憧れていたけれど、こんな日が来るとは、夢のひとつがまたかなったなあ、とおもった日です。パリはやっぱり特別な場所なのです。どこに行くにも、ただの旅行ではなく、仕事をしに行きたい、これは私のテーマです。

デユッセルドルフ 2018

17日午後、アムステルダムでの予定を終え、電車でドイツにデユッセルドルフに入りました。3時間半ほどで到着、乗ってしまえば、楽々です。今回も4人での移動ですが、たくさんの人が行きかうアムステルダム駅で、1人が「水買ってくるから、僕の荷物みてて」と、その場を離れた間も、私と、もう1人は話に夢中になっており、戻ってきた彼が「君たち、すっかり話し込んでて、荷物なんてまったくみてないでしょ!」とあきれ果てる、という場面もありました(ごめんなさい)。

金曜日、お客さまとの6時間にわたる会議をおえて、土曜日は、1年ほど前からドイツに駐在している、前職での同僚にあちこち連れて行ってもらうことに!

朝、小雨の降るケルン駅で待ちあわせ。肌寒いなあ、と駅のお店をみたら、前から欲しかったイメージぴったりの黄色のレインコードが!大好きな感じの黄色で、裏地も傘のプリント地が張ってあって頑丈そうで、いい感じ!お店の人も(ドイツ人にしては)大絶賛。ちょっと高かったけど、自分のために購入。早速来て歩いていたら(ドイツ人にしてはめずらしく)通りがかりの男性に、「お似合いですね」と褒められた♪

駅の目の前にあるケルン大聖堂のてっぺんまでかるがると歩いて登った私にふうふういいつつ、一緒に来てくれたのがこの方↓ 20年ぶりにお会いしましたが、ちっとも変わっていない当時からずっと若々しいSさん 笑。

ケルン駅近くの美味しいレストランでランチをご馳走になりました!ここでも旬の白アスバラガスをスープとサラダでたっぷり頂きました。



これ、あったらいいのに!と思ったのがノンアルコールの生ビール。彼も運転してくれていたので、こちら。これがとても美味しくて、感動。これはまた飲みたい!


そして・・・ ライン川の眺めを楽しみに、車で1時間あまり走ってリューデスハイムへ。ケーブルカーで山を登って、バイオリン協奏曲が聴きたくなるようなこんな壮大な風景が広がるところまで連れて行ってもらいました。ここもかなりパワースポットでつよいエネルギーを感じました!お天気もよくて、途中でいただいたパフェ? も美味しくて、楽しい時間でした。


帰りはここからフランクフルト駅まで送ってもらって、ICE(いわゆる新幹線)で2時間ほどかけて夜9時ごろデユッセルドルフまで戻ってきたあと、土曜日で夜明けまでわいわいとにぎやかなオールドタウンを、おそい夕ご飯もいただきながら散策してホテルにもどりました。私はどっしりしたドイツとドイツ人が好きですが、普段は仕事と移動で忙しく、今回はじめて観光らしいことができて本当にありがたかったです。

、が・・・この日の夕方、喉がいたみだし、どうやらこのとき風邪をひいたらしいのでした。持って来ていた風邪薬と駅の売店でのど飴を購入してなんとかしのぎつつ、旅は続きます。