心臓発作を起こしたのが15年ほど前、それからペースメーカーを入れたものの元気に過ごしていました。この1年あまりは腎臓を患い、つい1ヶ月前から週3回の人工透析に通い始めて、すこし調子がよくなってきたところでしたので、私たちにとってはかなりショックでした。
保守的で、古きよきアメリカを代表するような頼もしいお父さん、おそらく、息子の相手としては思いがけず、日本人で、結婚しても夫婦別姓で、仕事をし、あちこち飛び回る私の仕事の話を、それでもよく聞いてくれる人で、たくさん話をしました。ジョニーを目に入れても痛くないくらいにかわいがっており、「パパさん」と呼ばせ彼の成長を目を細めて眺めていました。生前から私たちにも話があり、遺言状も含め、死後の処理をきちんと準備していて、さすがだなあと思いました。
ジョニーの反応は、というと、初めて聞いたときはすこし泣きましたが、「パパさんはいつもジョニーのことを見ているから大丈夫よ」というところに納得したらしく、ジャックにもそう言って慰めています。
故人の希望でセレモニーなどは一切なし。親族のみでさよならを言ってくれればよい、ということでしたので、ほぼいつもどおり、過ごしています。私は週末を挟んで3日ほど忌引をとり、合間にジャックを手伝って食べ物を持っていったり、両親の家を掃除したり、していましたが、今日から業務復帰です。
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