ちょうど4年前、2009年7月22日撮影。 |
父と叔父からの連絡で、7月24日午後5時前、母方の祖母が亡くなった、と知りました。お医者さまからもう打つ手はない、といわれ1ヶ月あまり入院していた病院から自宅にもどって1週間あまり、静かに最後の息をした後のことだったそうです。96歳でした。
広島の大きな農家の生まれ。洋裁和裁もふくめ手先が起用で、数字や図面にも強く、家の設計図なども我流ながらひけてしまう。着物の似合う美しい人で、生け花は師範。そのセンスはかなり現代的で、90歳のときに床の間にいけてくれたお花のきりっとしミニマリズムにあふれたセンスは非常に印象的でした。お酒は好んで飲みませんでしたが、実はかなり強い。
はっきりものをいい、自分がたった一人になっても摩擦も議論も恐れず正しいと信じる意見を曲げない、強い性格。周りは苦労しておりましたが、厳しい中にも本当のことしか言わないすっきりとした性格で、おおらかできっぷのいいところもあり、いつ会っても、真っ向から本気で話ができる非常に知的レベルの高い相手でした。私たち孫は本当にかわいがってもらいました。子供のころは毎年夏中滞在していたので、思い出はたくさんあります。
「結婚なんてくだらない。男に頼らず、自分の足で立ちんさい。」が孫の中で唯一の女子で男まさりだった私への口ぐせ。学生のころ、英語をやめるな、といい続けてくれたのも彼女です。その後駐在としてアメリカへひとりで行ったことも、仕事を続けることも、応援してくれました。おかげで今の私があります。
思うことはいろいろありますが、とりあえずは長い間看護にに携わった母方の家族にお疲れ様をいいたいです。
おばあちゃん、空の上から私たちを見守っていてね。
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