2015年11月23日月曜日

大怪我

11月7日、家族でJamesBondの映画を観ようと、前々から楽しみにしていた日が来ました。急に冷え込んだ夜で、オンラインでチケットは買ってあったものの、紙のチケットに交換せねばならず(この辺もテクノロジーとしてはよく分からないシステム。スマホでスキャン出来て当然と思いますが)、ジャックは「寒いから2人は中で待ってれば」と言ってくれ、私とジョニーはドアの中へ。すごい人で、しかもドア周辺は照明がほとんどなく、暗くて見えない。私が出入りする人を気にしながら、片腕で支えていたドアを閉めようとしていたとき、ジョニーの絶叫に驚いて振り向くと、同じドアのヒンジの部分に彼の右薬指が挟まっていたのでした。もちろん寸時に手をドアから引っ張ってだすと、指は血だらけ。イタイイタイと泣き叫ぶジョニーを抱き、3人車に走ってERへ。

抱いていたジャックのジャケットの背中は血まみれとなり、ジョニーの座るシートベルトにも血が。
すぐにERで受け付けてくれ、先生に診てもらい、レントゲンも。結果「指の先の骨が折れていて、爪が完全に剥離していますね。数針縫って、化膿しないように抗生剤を10日間飲んでください」と。この後、緊急度の高い患者さんが次々と運び込まれたため、1時間ほど待たされ、手術(指と爪を縫う)。麻酔を指に打つのですがこれが大人でも我慢できないほど痛いとのことで、皆で押さえつけて麻酔。私はあまりのことにこの時点で気が遠くなりましたが、なんとか持ち直す。その後あれこれと手続きをして、状況によっては骨の手術が必要かもしれないので、専門の先生に診てもらうことをすすめられ、午前1時半過ぎに帰宅。

私が注意してみていれば、ドアを閉めたのは私だ、と思うと罪の意識から今までにない落ち込みを味わいました。翌日、映画館にいって、切符を払い戻してもらい、おまけに追加でたくさんチケットをもらい、事故レポートを書きました。改めてみると、このドアは重くて角が鋭く、完全にしめていたら、ゆびがつながっていなかったかもしれない、とジャックとぞおっとしました。

ジョニーはというと、翌朝9時くらいまでぐっすり眠ったあとは元気いっぱい。痛くもない、といい、遊びまわり、学校も一日も休まず通いました。皆に事故のことを話すと注目されるのがうれしかったようで、仲良しのお友達のお母さんたちからは「あ、ジョニーの指のこと毎日のようにうちの息子から聞いてますから、病院にいついったかとか、マミーがいつ抗生剤を飲ませにくるか、までわかってますから」といわれて、参りました(苦笑)。

2週間後、子供の手の専門の外科の先生に診てもらったところ、「非常によくある事故ですね。骨の位置もまったくずれていませんし、爪も悪くてちょっとへこみがついたままになるかもしれませんが、そうなる可能性は低く、元通りに生えてくるでしょう」といってもらい、ほっとしました~。

「マミー、他の人のほうばっかり見てないで僕をちゃんとみてなくちゃだめだよ」と注意され、ジャックからは「ジョニー、これでドアに指をおいたらだめってわかったでしょう?」とさとされ、反省の大怪我でした。

3歳のときにおでこを怪我していらい2度めのER。抗生剤も1歳半以来2度目。

お陰で、てんやわんやの2週間でした。それでも皆風邪ひとつ引かず、切り抜け、今週は感謝祭。あっというまに1年が過ぎていきます。

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