2019年7月18日木曜日

変わらないもの


火曜日の夕刻、一区切りついたところで思い立って走りに出ました。この季節は夜は8時を回ってもまだうっすらあかるいので、走るには暑い昼間よりも走りやすいのです。それでも走り始めは日中30度を超えた熱気がま体に張り付くように残っていたのですが、すぐに涼しい夕方の風が吹き始めていい気分でした。


この風景は私がこの世からいなくなっても、ずっと変わらないでここにあるのだな、あってほしいな、とふと思いました。なんという縁で私は日本に生まれて、ここコロラドで生きているのだろうか、と不思議でとてもありがたいことだと思いました。

帰り道、雲に隠れていた月が、私の目の前でみるみるうちに顔を出し、スルスルと幕を引くように薄くなる雲を見ていて「あ、今日は満月だった」と思い出したのでした。強く明るい満月、コロラドの月は東京で見ていたものより随分と大きいような気がしますが、この夜はことさら煌々と輝いて見えました。なんだか全部大丈夫、と安心しました。

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