今朝、月曜日の朝3時すぎ、授乳の合間に、眠った息子を抱いて横になっていました。めずらしく前日夜から降り続けた雨の音を聴いていたとき、青い朝の光と一緒にふとかたちのない何かに抱かれたような、ああこれを幸せというのだ、とわかったような、とても満ち足りた、不思議な気持ちになったので、そのことをどこかに記しておきたくなりました。
同時に浮かんできたのは、雨にまつわる私の人生の、一瞬の光景たちです。濡れた新宿の街の湿った空気、揺れる傘、大好きだったひとと座った公園のベンチ、雨と夜桜、路地を照らす電柱の灯り、雨のサンタクルーズ、ワイン畑・・・ぱあっといろいろな光景が交差して、ふわっといい気持ちになりました。私はこれでいいのだ、とうなずいて前に進むことができるような、大切な瞬間でありました。
1 件のコメント:
たむらさん、将来、本を書いたらいいと思います。いえ、ぜひ書いてほしい!たむらさんの感性や、紡ぐ言葉。なんかぐっときちゃうんだなあ~。
幸せって、うらやんだり追いかけたりするような遠くの存在ではなくて、隣にそっと寄り添っていて、あまりに普通にそこにあるものだから普段は気づかないような、そんなものなのかもしれませんね。
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