2015年6月18日木曜日

高校生に戻って。

今回、日本への「帰省」を決めた理由は、私の卒業した高校の創立90周年総会の幹事のお手伝いに参加するためでした。今も昔も、広島県では知られた伝統ある私たちの学校。1年前にFacebookで、一生に一度、私たちの年が運営する約900人が出席する大きな会のこと、その中心となっている人たちの大変な努力を知ることとなり、私もできればその一部を担いたいな、と思うようになりました。いろいろ迷ったのですが、27年間、連絡をとったことのない当時の仲間と新たに出会い、友人となったキーメンバーたちの「難しいのは分かっていますが、待っています。帰ってきてください。」という、真摯なことばに打たれた気持ちを大切にしてみよう、と決めました。

前々日からの準備や練習すべてに参加して、素敵な大人になった皆と時間を過ごす中で、結果的に私自身非常に勇気付けられ、癒され、励まされました。自分たちも忙しいのに、走るのに付き合ってくれたり、折々にさりげなく肩をたたいて寄り添い、私を受け容れてくれた皆に本当に感謝です。

卒業生280人近くのうち100人近くが幹事として一丸となってお手伝いに参加したこの総会は、かつてない成功をおさめ、私たち卒業生の面目躍如、となりました。贅沢さ、というよりは手作りで一生懸命やった、というのが好感を得たようです。東京組がメインだった応援団の演舞の練習におっさんが新宿のダンススタジオを借りてさ~、というのにも笑いました。

在学中の恩師はお2人ともお元気。2年生、3年生と続けて同じだった担任の先生、当時得意中の得意だった英語の先生、とのツーショットも特別に撮って貰いました。おふたりとも私のことを覚えてくださっていて、長くアメリカにいて、仕事をしている、と話すと「やっぱり。そうだろうと思ったよ。」と嬉しそうにおっしゃってくれました。お顔をみたとたんに涙があふれて、言葉が出なくなってしまいました。お化粧と涙と汗で顔はぼろぼろですが大切な写真です。


同窓生のひとりが、最後に「皆が同窓生でよかったと思った」と言いましたが、まさに同感。前後にそれぞれで集まっての深夜までの飲み会も笑いっぱなし、しゃべり続け。お陰で声が出なくなりました(汗)。泣いて笑って、本当に楽しい3日間でした!尾道で高校時代の3年間を過ごすことができて、よかったな、と思うようになった記念すべき瞬間です。

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