2009年12月15日火曜日

プレゼント:”Julie&Julia”

先週、ジャックがDVDをプレゼントしてくれました。タイトルは、Julie&Julia”。アメリカでは知らない人はいないかも、というくらいの、60年代のはじめに、アメリカ国民に家庭で作るフランス料理を紹介した著名な料理研究家(2004年に92歳の誕生日2日前に逝去)、Julia Childを、私の大好きな俳優のMeryl Streep が演じて今年8月に公開された映画です。

アメリカに越してきて初めて買った本が彼女の料理本でした。彼女が誰だまったく知らなかったけど、写真と説明が丁寧な感じだったので、英語の勉強もかねて買ったのでした。当時、英語のTV番組で分かりやすいのが、もともと「きょうの料理」大好きな私(母ゆずり)の気を引いた、食べ物のことばかりやっているFood TVチャネルで、彼女の番組でした。父も、吹き替えつきではありましたが、アメリカの料理番組が好きで、一緒にみていたのも覚えています。それもあって、当時、他の番組はいまひとつ分からないながら、料理と食べ物のことなら英語も聞き取りやすくすんなりはいってくるような気がしました。なれないことだらけの私のアメリカ生活の始まりは、料理番組で支えられていたのでした。

映画は・・・もう3回観たくらい気に入りました。料理と食べ物のことがたくさん出て来るから、というのもそうですが、ストーリーが心に染みます。まず、結婚生活、というか愛する人の好きなことを全力でサポートするパートナーのあり方を、事実にしっかり基づいて描いてあること。そしてメリルが徹底して、Juliaになりきっていること。いつもながら、プロだな~と思います。良家で育ち、30代後半でほとんど料理ができないまま結婚し、料理研究家としての名が売れたのもずっと遅いJuliaの経歴。人生に迷いながら、夫のアドバイスと支持を受けつつ、ひたすら食べることが好き、ということを追求した彼女の人生は、本当に面白いです。もう一人登場する、現代女性のJulieの生き方も共感できて、いいコントラストです。

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