カナダ国境から南下する200マイルリレーレース、なかなか面白い経験でした!
途中の写真がまだあまりないので、とりあえず終わった後の集合写真を・・・200マイルレース、女子チームは33時間、2時間遅れてスタートした男子チームは29時間で完走しました!私たちは3回走りましたが、私の担当はどれも早朝か夕方の涼しい時間帯、真夜中に走ることもなく、借りていた家がコースのど真ん中だったので、途中2度、帰ってシャワーを浴び、仮眠をとることができた、いわゆる「王様コース」だったため、楽なほう。涼しいはずが、この日は思いのほか気温があがったため、日中の暑さは半端ではなく、また夜は夜で真っ暗な路上をライトやベルトをつけて車も通るなか、熊こそでないものの、そこを黙々と走る、というコースの担当だった人2台目のバンのグループは大変。
また中盤を過ぎると、疲れもあり、だいたいが、競争心も強く、性格上気の強い人ばかりな私たち、忘れ物をしたひとを責めたり、喧嘩やちょっとしたことでごぜりあいも始まります。私にはそういう部分のほうがこのレースの大変なところに感じました。
私は調子が比較的よく、おそらく女子チームでは一番速くはしることができ、一番厳しい最初の8マイルをかなりいい感じで完走、抜いた人の数も40人近くで、静かに喜んでいました。はじめは、タイムや追い越した人の数など話題に上っていましたが、暑さのため、スピードが落ち始めた人たちはむっつりしはじめ、前半は「Akikoどうだった??」と笑顔で聞いてきたランナーの友達も、最後は「どうだったか話したくない」といい始め・・・という感じだったので皆のかんに触らないように静かにしていました 笑。
ただ、反省点は、やはりスタミナが足りない。1度目のランでがんばりすぎ、2度目は10km平坦で快適なコースのはずが足が疲れてスピードがでない、意外にも楽なはずのこのランでマイル15秒ほどタイムをおとしてしまいました。練習が必要です。
ひとつ気がついたのは、食べ物や飲み物について。私以外の人はとにかく糖質摂取がとても多かった。バナナ、ベーグル、甘いサンドイッチ、アイスクリームにスポーツドリンクを飲みこむように摂るのですが、一度に走る距離は長くても12kmですので、フルマラソンに比べれば何でもない。結果食べすぎ飲みすぎでお腹が重くなって、走れなかったのでは?と分析しています。「みんな食べすぎ!と思って眺めていました。
対する私は、思いついてスタート前にコーヒーと雑穀パンにバターをたっぷり塗って何枚か食べ、韓国冷麺のおつゆのようなスパイシーなエネルギードリンクを2パック、チアシードいりのジェルを2つ、バナナを半分ずつ食べて合計1本、いつもだったらレース後半は浴びるように飲むスポーツドリンクには今回一切手を出しませんでした。
大変だったのは後半スタート前、朝3時半に仮眠から起きて、皆で出発する場面。眠いし、疲れているし、だいたい2日間で数時間しか寝ていないのに走らなければならない。全員不機嫌でした。
ただ、唯一全員一致でがんばったのは、「次の人にバトンを渡すこと」。一人があきらめたら、チーム全員がNGになるのがリレー。数ある参加チーム、やっとゴールしたランナーに、次のランナーがスタンバイしておらず呆然と立ち尽くしている場面を数回見ました。これだけはやめよう、と言い合ってがんばりました。
それにしてもお天気、景色は最高でした~♪♪
↑は全員集合写真。いやいやお疲れ様でした。
そして私は飲酒ゼロでしたが、多くのメンバーはお楽しみのビールを飲んで完走を祝っていました。