2008年11月14日金曜日

農場の少年

私は「大草原の小さな家」をかなり熱心に読んで、観て(TV)そだったクチ。干し草のベッドで眠るのに憧れ、ローラとメアリーになろうにも妹も姉もいなかったため、二人の弟が犠牲になり椅子を二つ向き合わせてベッドをつくりその上に座布団、毛布をしいて寝かせたり自分で寝てみたり(弟達はあまりにもつまらなかったためか、つらい思い出だったのか、この「ごっこ」はぜんぜん覚えていないそうだ、英語っぽく話してみたり(意味不明言語)したものだ。当時私は10歳くらいだったと思う。「大草原の小さな家」シリーズの本の中でも私のお気に入りは本筋からちょっとはずれた「農場の少年」、後に作者のローラと結婚するアルマンゾという少年の幼い頃の農場での生活を楽しく生き生きと描いてあるのですが、なんといっても食事の様子(確か感謝祭)の描写は本当においしそうで(日本語訳もすばらしかったと思う)。今や英語版もペーパーバックから、全シリーズのDVD(まだ4シーズン目でとまっているけど)、料理本まで、英語ですが、集めました。

で、その「農場の少年」の中にでてくる秋の収穫時、傷リンゴでつくるアップルサイダーとお鍋でつくるポップコーンの組み合わせ、っていうのはどんなもんかね、と少し前になりますがハロウィーンの頃にDVDを観がてら、酒屋さんで売っているアルコール分5%のヴァーモント州オリジナルのサイダーと、電子レンジでチンするローファーットポップコーンでやってみました。なかなか古きよきアメリカっていう感じにひたれて気にいった。夜じっくりDVDをみるときにはこの組み合わせで行ってみようかと思っています。古きよきアメリカ、をひいているはずのジャックは、とくにそんな伝統は気にならないようで、なんでそんなことまで覚えているかね、食への執着は当時からだったのかね、とあきれ顔。

今でも、ピアノのレッスンの帰りに寄る本屋で母が、これが欲しい、と指差した私のいうままにこの本を手に取ってくれた瞬間を覚えています。嬉しくてすぐに読んでしまった。本だけはあれこれ言わずにいくらでも買ってくれた母でした。

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