2014年12月29日月曜日

私の原点


クリスマスの日の夜更けから降りはじめた雪、いったんはれたものの今日29日はほぼ一日吹雪に近い状態でした。気温は午後5時半現在でマイナス12度。明日はもっと冷えるようです。こんな日にはとくにそうですが、毎年、木枯らしが吹く頃からクリスマスにかけて、必ず読みたくなる本がこちら↓
2008年11月のブログにも書いた、『農場の少年』

1870年代から後にかけて、雪深いウイスコンシン州の農場での生活を描いたローラインガルスの著作およびDVDは、関連書籍(なんと料理本もあります)も含めて英語ではすべて所有しているほどのおたくな私。中でもこの本は本当に大好きです。何度読みかえしても、英語の表現しかり、当時のアメリカの生活しかり、学ぶものがあるのです。とくに食べ物の描写が好きで(笑)、本当に秀逸だなあと思います。そして、このペーパーバックを読み返すたびに楽になることから、英語の読解力の進歩も伺えたりします。

思えば、私が今までアメリカで働いて、アメリカ人のジャックと結婚し生活をしてこれているのは、このシリーズのお陰です。アメリカの根本にあるもの、文化、思想を、淡々とかいているようで、とてもよく表現しているのです。当時日本からみていたアメリカと、生活してみてみえるアメリカは、当然ですが、相当違います。自分の思考回路をよく観察すると、アメリカに限らず、ここで本当に多種多様な国や文化の人と仕事をしたり、関わったりするなかで、次々と瞬時に彼らの国や文化のことを頭に描き、ダイアルを合わせてコミュニケーションをしている私がいるのですが、その元になっているのが、自分とは本当にまったく違うアメリカ、アメリカ人を理解する自分です。いまや、このコミュニケーション能力は私の一番の強みです。それは母が買ってくれたこの本があるからなんですね。私の原点でもある、大切な本です。





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