2007年9月15日土曜日

美しい日本語

本棚を眺めていてふと目がとまり、数年ぶりに増田れい子さんのエッセー集「インク壷」を読んでいて、日本語の美しさというか、みずみずしさというかに、嬉しく驚いたのでした。

日頃、つい英語を、練習もかねて読みがちなのですが、生まれ育った国のことばも忘れてはいけない、とあたりまえのことを改めてはっと思い出すほど、彼女の言葉はひとつひとつ丁寧で、新鮮で、大変にみずみずしく、かつよく考えて並べてある秀逸な文章です。まるでおいしい果物のような潤いです。おすすめ。

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