2009年10月15日木曜日

出会うということ

今週は、仕事で2社の方と会議・会食、です。1社はイタリアから、1社はアメリカ西海岸から。どちらの方たちも、普段は電話でけんけんがくがくの日々ですが、私にとって会うのは1年かそれ以上ぶりでした。そしてどなたも、それぞれの会社のこれからの方向を決める重要な任務にある方たちです。

感心したのが、彼らの、出会いを大切にする姿勢です。

私はこの比較的伝統のある(古い、ともいいますが)この業界に入って1年半あまり、と彼らからみると本当に新米な私への、はじめから変わらない、いやさらに温かい彼らの対応でした。まっすぐに目を見て、名前を呼び、握手やHugで「あえてよかった」と、とびきりの笑顔でおっしゃって、会議中も会食中も、真剣にそしてはっきりと誠実に、対等に、時には、娘の話、飼い始めた犬や、休暇での話、趣味のサイクリングの話題、も上手に場面に合わせて混ぜながら意見を交わしてくださる皆さんには、こんな何も分かっていない私に、と頭が下がりました。仕事をしているときのいい顔も、わが上司を含め、改めて見直しました。こうして与えられた機会にもっと感謝しなくては、と反省しきりの私でした。

そして、この手の会議をまとめる上で、社内のたくさんの人が助けてくれるわけですが、その皆の連携プレーと忍耐力、対応力のすばらしさ。数日前から会議室をチェックし、ドアの向こうから、私のプレゼンを、Audioシステムはちゃんと動いているか、プロジェクターは、?とはらはらして見守る、そんな皆の顔をみていて気がつきました。こうして、仕事って楽しくしていくものなんだなあ、と改めて実感。少々、背筋がのびた私です。

今まで曲がりなりにも働いてきて、もちろんたくさんの出会いがありましたが、遅ればせながら、気がついたのが「出会い」の大切さ。とくにここ数ヶ月、いろいろあって、そしてこれからも激動であろう、という私の職業人生活のなかで、残っていくのがこういう、「出会い」なのだろう、ということです。会社や、ビジネスは、言ってみれば大人の遊び場で、みなでルールを決め、それに従い、ときには大幅に変更し、対戦相手も変えながら、結局、「大人のゲームを遊んでいる」のだなあ、いうことです。その代わり、一生懸命!「遊ぶ」。そしてその中で、「ああ、遊んで楽しかったね!」と言い合いながら、積み上げる関係、というか、人と人とをつないで続いていく気持ちが、大切。

もちろん、こんな風に感じない関係も、嫌いな人も、数え切れないほど、ありましたけれど・・・

今こう素直に感じた気持ちを、後で「辞めてやる!」となったときのために残しておこうと思って、このポストを書きました(笑)。

2 件のコメント:

ゆみえ さんのコメント...

素直に感じた時の気持ちを書き残すって
いいですねえ
こういう出会いをすばらしく受け止められる
亜希子さん貴方そのものをほめたいわ

Akiko T. Gray さんのコメント...

どうもありがとう!ほめていただいて恐縮です。常日頃仕事への不満のほうが先にたちがちな私にとっては考えるところがあった出来事だったんです。