2010年3月21日日曜日

雪道追突事故

暖かい日が続いたあとの久方ぶりの本格的な雪の金曜日の朝、2日間にかけて行われている重要な会議へと運転中、他3台、うち一人は軽い怪我、を巻きこむ事故を起こしました。

本当に一瞬の出来事でした。高速を、減速運転中、下り坂に入ったとたんに、道を覆っていた氷に右前輪がとられ、あっと思ったときには、大きく3回転、車ごと、スケートをしている状態に陥って、その間に頑張って(もちろんお互い)に避けようとしたうしろの1台にあたり、彼女の車がそのあと2台にあたりそこで皆とまりました。彼女ともう一台の車のエアバッグが飛び出し、それに顔があたった彼女が鼻血と軽い切り傷。どういう経過だったのか警察のレポートをみないとわかりませんが、スタートを切った私のFaultとなり、5月半ばに交通裁判所で裁きを受けることになります。

もちろん会議は欠席。ジャックがすぐに駆けつけてくれ、ばたばたな一日を過ごしました。被害にあったみなさんには本当に申し訳ない、と思っています。皆、大丈夫だから、といってくれ、事故だからどうしようもないけど、この天候にしてはスピードが出すぎていた、という判断にせざるをえません、と警察の人に言われました。

奇跡的なことに事故を起こした当人の私は、念のためERには行きましたが、体に何もショックを感じず、鞭打ちもなく、無傷でした。車自体がぐる~んと回っているため、シートベルトで上半身は遠心力で運転席に固定され、凍った道のためブレーキをむやみに踏むと事態は悪化する、との脳の判断で、脚やお腹に強く無理なちからをこめなかったことからでしょう。

車へのダメージは今検証中ですが前輪部分のBodyがへこみ、サイドにもかるくへこみ、前輪が内側にかるくおしこめられたくらいでした。フシギなくらいでした。その瞬間は、ふわっと浮いている感じで、まったく道にとどまれず、どうしようもありませんでした。側道に飛び出し、他の車を避けることも考えましたが、そこは急な坂。車が完全に転がって、私が大変な怪我になるかもと頭がよぎり、必死で道にとどまりましたが、他の車を避けきれませんでした。

土曜日にはレンタカーを手にいれ、動き回っていますが・・・・私の暮し方は、この事故で変わると思います。分刻みの生活、常にせわしい気持ちで次の場所に遅れまい、と急ぎ、出先に数分でも遅れるようなら、車内からそのむね電話で伝える。公私共に常にいくつかのことを同時に進行または片付けることに追われ、運転しながら、各方面へ連絡をとり、世界各地と電話会議・・・こうした自己中心的な運転態度と生活を長いあいだ続けていた私に、カツをいれられた、というか、人の命以上に大切なことなどなにもない、と突きつけられた感じでした。

体も今週はいっぱいっぱい。緊張が続いていて、「辛いな~」と声が出るくらいの状態がつづいていました。でも、私の担当だから、行かなくちゃ、と頑張って車にのり、家をでたわけです。振り返れば、そこまでして体に負荷をかけろ、と誰にも言われたわけではないんですよね。準備に一生懸命だったこの日の会議、私がいなくても一日しっかり進行し、成果が出ました。そう、そんなにきりきりしてその場にいる必要なんてなかったわけです。ゆっくり遅れてもなんら問題なかったわけです。

この機会に、すべてを同時進行して、やり遂げようとする態度、「ことに追われる」態度、を改めようと思います。そして決して得意ではない車の運転するときには集中して運転をする。厳しい人生のレッスンでした。皆様も、雪道の運転または通勤、お気を付けください。事故ほど、そして誰かを巻き込むほどいやなことはありません。

写真は氷と雪にすっかりカバーされ、この事故の発端となった、私の運転席側の前輪。反対車線も警察、消防署により通行止めになっているのがうっすら見えます。この日は夜まで、しんしんと雪が降り積りましたが、翌日にはすっかり晴れ上がり、道の雪もあっというまになくなっていたのでした。

1 件のコメント:

imakoko さんのコメント...

久しぶりにブログにお邪魔して事故を知りびっくりしました。雪道での運転はそちらでは避けて通れないですものね。大事にならなくて本当によかった。