2009年8月24日月曜日

サボテンパニック

週末は、犬たちを連れてきていました。ジャックがカメラの練習に朝日を撮りたい、ということで早朝フォトシュートへ出かけました。出発が遅くなってしまったので、高速の途中にある見晴らしスポットみたいなところでまずは昇る朝日を撮影、日の出は撮れないけど、いい写真は撮れるかも、暑くなる前に犬たちと軽く歩こうか、ということでボルダーの小高い山の上(はい、NCARです)へと。

到着後、ジャックはカメラをセットして撮影開始、私は犬たちをつれて、彼らの思うままにつられて歩いておりました。そして、一見なんでもない木立へと。はっと気がついたときには、雄のDauber、なんとサボテンを前足に一面にくっつけて身動きが取れない事態に!ゴルフボール大の球状または楕円のサボテンなのですが、とげがながくて、細くて!犬の肌にどんどんくっついて、とろうと思うと、これが毛にひっかかって取れない!ジャックを呼ぶまもなく、夢中でDauberの体からサボテンを取っていたら、なんと私の口の周りにとりつく始末。これがものすごくいたいのです、取ろうとすると。Dauberはなんとかそのサボテン群生地帯から逃げ出そうとして(混乱もしていたんでしょう)、逆に踏み込んでしまい、さらにたくさんのサボテンを体・顔にくらって、さらに悲惨な状態に陥ってしまいました。

ふと少し先にいたBonnieを見ると、左前足にひとつ、くっついた時点で、足を上げたままの姿勢で(それにもびっくり)凍り付いていましたが(かなり怖がりなので、多分痛さと恐怖で動けなくなっていたのでしょう)、動かなかったのが幸いしてそれ以上の被害はなし。犬たちにNO!!!!と叫ぶ私の声で異常に気がついたジャックが走ってきたときには、それぞれ動けない状態。私は犬たちがタイヘンなことになった、と思って半泣き。

とりあえず、その場を全員逃げ出し、車に戻って(犬たちは、進んで車に乗り込みました)犬たちの足、目などにとげが残っていないかチェックしましたが、ジャックがDauberの肌に残っていたとげを抜いた以外は、目などには被害はなかったのでひとまず安心。でも二人とも手の親指にとげがのこってちくちく。というより私は、あの感覚を思い出しただけでこのあと一日全身ちくちくしていました。すっかり動揺してしまい、ハイキングは中止して、帰宅しました。

動物は痛くても騒がないので、気がついてあげないといけません。あんなところにあんな怖いサボテンが生茂っているとは思わなかった、うかつでした。ジャックは、「なんで大声だして僕を呼ばないの!」と憤慨していましたが、我が家の犬たち同様、危機的状況だと、声もでなくなるタイプらしいです、私。

サボテンだらけになっているDauberは本当にかわいそうでした。小さいとげはのこっていても毒はないし、自然に体から抜けるそうです。それにしても恐ろしい光景でした。

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